VOICE

VOICE (職員からのメッセージ)

子どもたちの大切な時間を共に過ごす意味

 

                       孔雀・白竜寮 石川亜沙美

 

「見て、聞いて」と子どもたちはいつも私たちに表現してくれます。2歳から18歳まで、どの年齢の子も自分の好きなこと、得意なこと、頑張っていることを話す時の表情は強く、きれいで、キラキラとしています。この子たち一人一人の大切な時間を共に過ごしているということを実感する瞬間でもあります。

 この9年間で思うことは、支援には完了がないということ、私たちが支援出来る18歳までという時間は、彼らの人生のスタートに過ぎない、ということです。この9年間で、何人もの子どもたちの退園を見送ってきました。見送るたびに幸せであってほしい、強く生きていってほしいと心から思います。その思いを現実にしてもらうために、私たちの日々の支援がその子の人生の一部になることをより自覚しなければいけない、と考えます。私たちにできることはわずかしかないと実感しているからこそ、楽しいことも、厳しいことも、一つでも多くの経験が彼らの人生の強みになることを願って、これからも支援に当たりたいと思います。

 

                          10周年記念誌より抜粋